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労働者よ、この言葉を胸に刻め!

こんにちは、時給労働は最低限がモットーのきたろうです。

みなさん、毎日任された業務を全力で取り組んでいますか?

ここでちょっと昔あった海外のニュースを紹介します。

2015年にイギリスで宝石店強盗事件が起きました。

私はなんとなく2015年当時こんなニュースがあったのを覚えていました。

そして最近、ふとこの事件を思い出したのです。

もう10年近くも昔の出来事をなんで今になって思い出したのか?

それは私が個人的に素晴らしいと思う全報われない雇われ労働者が心に刻めべきだと思うパワーワードがあったからです。

ホントにいい言葉なのでぜひ紹介したいと思い、タイトルにあえて「刻め!」と強めの言葉を使わせてもらいました。

これほんとにいい言葉です、今すぐ心に刻んでください。

この記事を読んで欲しい人
  • 職場環境や給料に満足してない人
  • 低賃金の雇われ労働にどれだけ責任を持ったらいいのかわからない人
  • 仕事の手の抜きかたがわからない人
目次

警備員が発した一言

この事件をざっくり説明すると

  • 宝石店の連休中を狙って強盗が侵入
  • 被害総額は推定2億ポンド(約360億円)
  • 犯行時、警報アラームは作動していた
  • 警備員も在中していた

ざっくりですがこんな事件があったのです。

んっ?警備員いたの?それなのに強盗されたの?

と思われた方、そう思いますよね?

この事件が注目を浴びたのは被害額の大きさもあるのですが、この後にあった出来事がきっかけなんです。

この警備員は事件があった時何をしていたかというと、サボっていたわけではないのです。

ソースが少ないので詳細はわからない部分もあるのですが、この事件この警備員がやるべきことをしっかりやっていれば事件は防げた・被害は少なくできたとも言われています。

ではこの警備員は何をしていたのか?

ちゃんと仕事をしていなかったのです。

出入り口や防犯設備に異常はなかったか、隅々まで見回しておかしな点はなかったか、などの確認を怠っていたそうです。

「この警備員ダメじゃん、何してんだよ!」

と、多くの人は思う場面ですね。

そして事件についての事情聴取の時に発せられた警備員の言葉が世界に知れ渡りました。

そこまでするほどの給料はもらってない

聞いた瞬間衝撃的すぎて脳がフリーズしました。

えーーーー!!!!

いや・・・うん・・・えっ??

この場面でこれ言えるのすごくないですか?

この発言は正しいのか・・・?

私なりに気になるポイントを整理してみると

  • 流石に強盗に立ち向かえとは思わない
  • 最低限やれることは多分やってない
  • 給料に不満があったとはいえ自分の意思で警備員をしていたはず
  • いくらもらってたんだろ?
  • このような事態に遭遇したら実際にはどのような行動をとるマニュアルだったんだろう

まあこの警備員は悪いか悪くないかで言ったら悪いでしょうねw

ですが、彼のとった行動は全てが非難されるものでもないと個人的には思います。

待遇改善がないなら手を抜こう

はい、これが底辺を渡り歩いた私の意見です。

レベルが低い会社の仕事というのは「誰でもできる」「誰もやりたがらない」のどっちかなんですよね。

そうは言ってもこれだって立派な仕事です。

胸張って言っていいし堂々と見合った対価を要求していいはずです。

ですが、なぜかこれらの仕事はいくらやっても評価されません

理由は得られる利益が決まっているから人件費を上げようがないんです。

これをいい方向に変えるにはクライアントに交渉して値上げをしてもらうのがいいのですが、先ほど言ったように誰でもできる単純労働だとこれが難しいです。

こんなことを言うとよく「自分にしかできない価値をつけることで値上げしてもらうんだよ」という方がいます。

これを言われるたびに「単純作業にそんなものどうやって付けろと言うんだ」とよく思ったものです。

世の中の仕事にはキャリアが評価される仕事とされない仕事があります。

評価されない仕事のわかりやすい例を出すと、運送業なんかはまさに評価されない仕事ですね。

「この道20年のベテランが運んできた荷物だから普通の料金の2倍だせ」

なんて言っても受け入れられません。

お客さんからすれば荷物を運んできてくれさえすれば誰だっていいわけですからね。

もちろん荷物を運ぶなんて誰でもできる業務ではありません、宅配便くらいの段ボールならともかく精密機械や特殊な機械を操作して運搬しなくてはならない業務だってあります。

ですが、多くの人はこれらを一括りに「運送」とまとめ、誰でもできる単純労働だと思ってしまっています。

多くの人がこのような認識でいるので立場が弱く、値上げ交渉が難しいと言うのが私の思いです。

工夫する余地があるとしたらいかに効率よく回り一件でも多くの荷物を運べるようにできるかではないでしょうか。

ですが、これをやっても給料は上がりません。

つまりはなっから給料が上がるルートなんて存在しないのです。

じゃあどうしたらいいのか?

手を抜きましょう!

これしかないですしむしろこれが最良の手段なんです。

次で詳しく解説します。

やるからハードルが上がっていく

仕事というものはやればやるほど質が上がっていきます。

ですが、仕事の質が上がっているのに給料は上がりません

これは得られる単価が上がらないと上がりようがないのでしょうがないのです。

じゃあ給料を上げるにはどうしたらいいか、量をこなすのです。

運送屋の例を出すと1時間で10個荷物を運べる人がレベルアップして1時間に15個荷物を運べるようになりました。

こう聞くと得られる利益が増えたわけなので給料が増えそうですよね?

ですが、上がりません・・・

こんな状態になったらもう遅いです。

この人は1時間で15個の荷物が捌けるのはもう会社はわかっているのです。

なので今更配達量を減らすということはできないでしょう。

ではどうしたらよかったのか?

たくさん運べば給料が上がるのかを把握しておく必要がありました。

たくさん荷物を運べば給料が上がるはずだ、確かにこう思いますよね?

でもこれはただの思い込みです。

はっきり明文化されていない限りそんな簡単に給料が上がると思うのはやめた方がいいです。

ではどうしたらいいか、先ほども言いました。

手を抜きましょう!

形が変わらない決められた枠の中にもう収まってしまっているんです。

この中にいる限り待遇なんて変わりません。

この現状をまず理解しましょう。

そうすれば自分が取るべき行動がわかるはずです。

仕事だからとなんでもやる必要はない

日本人は真面目だから仕事と言われたらなんでもやってしまう人が多いです。

私はこれはよくないと考えます。

もらっている給料と仕事量が見合っているかという話になってしまうと判断が難しいところですが、今までなかった仕事が急に増えたなどという話だと一旦待つべきです。

それだと給料アップや残業代の話をするべきです。

それで納得できるなら問題ありません。

一方的に仕事量が増えるだけって話なら簡単に受け入れてはいけません。

上司と話し合い、もしくは労働基準監督署などに相談してもいいと思います。

こんな理不尽を受け入れてはいけませんよ。

仕事というものはあなたの人生を豊かにするための手段の一つに過ぎないのです。

その仕事がハードすぎてあなたの人生を圧迫していたら本末転倒です。

仕事というのはある意味職場と自分の領域の奪い合いのような側面もあります。

これを侵す場面になってしまったら戦いましょう。

逃げたり受け入れたりを繰り返したらあなたはどんどん支配されていきます。

あまりに平行線なら辞めるというのも選択肢に出てくるかもしれませんがそれでも戦いましょう。

ちなみに私は過去こんな場面に遭遇した時「やらない、無視する」という選択をしたことがあります。

あるルート配送業の仕事をしていた時に急に回る件数が増えたのです。

無理だと言ったが受け入れられなかったので私はやらなかったのです。

客から電話が来て馬鹿正直に

「給料も増えないのに休憩時間を減らしてまで俺がやる義理はない」

とはっきり言ったところ大問題になりました。

結局その客が「お前の会社になんてもう頼まねえよ!」と言い、仕事がなくなり私の業務量が元に戻りました。

上司にはブチギレされましたが私は気にしなかったです。

割増賃金もよこさず仕事を増やすなんて従業員のことを軽く見てるってことですからね。

むしろこっちがキレてもいいくらいの話だったと思います。

まとめ

では最後にまとめます。

  • 給料以上の仕事はしなくていい
  • 単純労働は評価されない
  • 昇給しない仕事なら最低限だけやる
  • 頑張っても損
  • 仕事だからとなんでもやるな
  • 支配されそうになったら戦え

全労働者は言い過ぎですが、単純労働で評価される仕事をしていない仕事をしている人はこの記事に書いてあることを意識して欲しいところです。

もちろんこの事件の警備員のしたことは許されるとは思いません。

それは最低限のやるべきことすらしていないと思うからです。

この「そこまでするほどの給料はもらっていない」という言葉、不遇な状況で働いている人たちにはぜひ心に留めて欲しいと私は思います。

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