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業務委託でドライバーなんて絶対やるな

こんにちは、教習所に5回通った男、きたろうです。

私物流やってたのでいろんな免許取りに何回も教習所に行ってたんですよね。

今日はそんな物流の話をしたいと思います。

タイトルにある通り、直接雇用でなく業務委託でドライバーなんて絶対にやらないでください。

求人出してる運送会社は委託の方が稼げますよ、などと人を人と思わない戯言をほざきますがこんな言葉絶対に信じないでください。

個人的にはこんなこと言う奴いたらパンチしていいとすら思います。

なぜダメなのかを今回は解説します。

目次

完全な奴隷労働

ハッキリ言います。

業務委託のドライバーは完全な奴隷労働です。

この業務委託のドライバーというのは昔からありますがネット通販が普及してから多くみられるようになりました。

直接雇用ではなくなぜ業務委託ドライバーを増やしたのか?

これはもう理由は1つ。

運送会社の経費削減です。

業務を委託する側はメリットは大きいです。

委託される側はハッキリ言ってメリットなんてあるのかさえ怪しいです。(人によりますが、私はないと思っています)

では委託する側のメリットを挙げていきます。

諸経費を委託先負担にできる

ドライバーという仕事は業務をする上で必要なものがたくさんあります。

ざっと挙げると

  • 車両
  • 保険
  • 駐車場

もっと細かくいうとガソリン代もかかるし車のメンテナンス費、他にも細々とした消耗品費用などもあります。

物流って始める時点で準備に色々かかるんですよね。

業務委託だとこれらを委託先にマルっと押し付けられます。

これを負担しなくていいなんて委託元からしたらめちゃくちゃでかいです。

面倒ごとも委託先負担

物流をやっていると毎日大小トラブルが起きるんですよね。

  • 駐禁トラブル
  • 違反
  • 破損

これらってあまりに多いとドライバーだけでなくその会社が罰せられたりするんです。

昔佐川で事故や違反をしたドライバーが業務から外されることを恐れて他人を身代わり出頭させるなんて事件もありました。(とんでもない話ですよね)

これも委託にしてしまえば委託元は無傷です。

委託したドライバーが何かやらかしたら切ればいいだけですからね。

えっ?そんなことしていいのか?

はい、直接雇用ではないから切れます、違法でもないです。

なんなら委託元が悪どい業者だと業務に穴開けたら罰金なんて契約に入れてる可能性もあります。

初期費用どころか発生し得るトラブルまで委託だと相手の責任にできます。

労働基準法が適用しない

業務委託というのは労働基準法が適用されません。

これはつまり、働かせ放題ということです。

正社員だと基本的には8時間労働にしなければなりません(そんな運送会社はおそらく存在しませんが)

これが業務委託だと関係なくなります。

これを都合よく利用し委託ドライバーを使い倒します。

やり方が汚いですよね。

これだと1日8時間働いて、ではなく今日の仕事分をやって、になります。

この契約になると朝から晩まで12時間以上働かされるなんてことになりかねません。

それでもそれで契約をしてしまってるならやらないといけません。

速攻で規制すべき最悪な契約ですねこれ。

始めた後で契約内容が変わることもある

業務委託契約だと途中で報酬が変わるなんてことも起きます。

もちろん一方的な報酬の減額なんて違反もいいところですが、文句言えば「ならもう結構です、オタクとの契約は終わりにしましょう」って言われます。

細かく言えば契約書に記載された業務内容が〜とかって話ですが、こんなのだって契約書を準備する側が有利になりがちです。

よく読んでくださいなんて言われたところでよく読んでもわからないですから。

それでサインしたらあなたサインしましたよね?って言われて終わりです。

amazonなんかがわかりやすいですね。

昔は荷物を1つ届けると200円とかって報酬体系だったかと思いますが、今は届けた個数は関係なく日当いくらという報酬報酬体系になっていると聞きます。(委託元によるかもしれません)

ネットニュースで見た記事だと1日に200個以上の荷物を朝から夜遅くまで配達して日当が17000円とありました。

それでいて未配達があるとペナルティがあるとか、なんの嫌がらせですかねこれ。

これほんとにそうだとしたら絶対にダメですよ?

こんなんで生活できませんよ。

似たような話でUberでも去年あたりから報酬の減額ということがありました。

あまりに報酬が少ないから配達員が減り注文しても商品が届くまでにかなり時間がかかるという声がネットでよくみられるようになりました。

注文を受けたお店も配達する人を確保してから料理をするなんてことも聞きました、すぐ届けないと冷めちゃいますからね。

嫌ならやらなきゃいいじゃん、と言われればそうなんですが自分の利益の為に配達員の報酬を下げるなんてやり方はやはりいい気はしないですよね。

みんなでいいサービスを提供してみんなが満足する方法考えましょうよと思います。

そもそもこれが合法かさえ怪しい

委託の悪口を散々言いましたがそもそもの話、これ法的にアウトな可能性もあります。

偽装請負の可能性があるのです。

偽装請負を簡単に説明します。

業務を委託するということは、委託された側に過度に指揮命令をすることはできないのです。

委託された側は委託元に対して「成果」を提供すればいいのです。

やることをやればいいのでその中である程度自由が認められるというのが本来の業務委託での労働なのです。

  • 働く時はここ(特定の場所)で仕事をしましょう
  • 髪の毛は黒じゃないといけません
  • 指定の制服を着て業務にあたってください

これら全部アウトです。

なので配達の仕事でいうと

  • 何時までに倉庫に来い
  • 配達時はうちの制服着ろ
  • 車内でタバコなんて吸うな

なんてことはアウトになります。

ですが業務委託のドライバーは本来の業務委託での働き方が実施できてるかと言ったらできてないと思われます。

つまり、偽装請負の当たる可能性が高いです。

この条件に抵触しているようなら業務委託契約でなく直接雇用で仕事をさせなければなりません。

まとめ

では最後にまとめます。

  • 業務委託ドライバーはやってはダメ
  • メリットなんてない
  • 委託元だけが得をする契約
  • 委託の方が稼げますよなんていう言葉はトータルで見ると怪しい
  • 出費もトラブルも自己負担
  • 労働基準法も適用されない
  • 契約内容を遂行できなかったらペナルティだってあり得る
  • 報酬が下がることだって全然ある
  • そもそも偽装請負の可能性がある

物流は生活に欠かせない重要なものなのは間違いありません。

ですが、やるなら業務委託ではなく運送会社に雇ってもらう方が絶対にいいです。

トータルで見れば手取り額なんて大差ないはずです。

手にできるお金も大事ですが物流で働く上で補償がないなんて危険すぎます。

しっかり安心して働ける環境があるところで働きましょう。

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