こんにちは、「社会って俺に合ってないな」ってこの歳(38)になっても思ってる男、きたろうです。
みなさん、今やっていることは自分の意思で決めたことですか?
社会人でしたら会社・仕事、学生でしたら今通ってる学校、自分で決めましたか?
もちろん仕事や学校は入るのに試験などがありますから自分の意思で100%決められるものではないですが、ここではそれ以前の質問をしたいと思います。
今やっている仕事・勉強は心からやりたいと思ってやっていますか?
こう聞かれると一瞬迷うのではないでしょうか?
心からやりたいとまでは思ってない、与えられた選択肢の中でマシなものを選んだ。
これが本音ではないでしょうか?
仕事と学校に関してだと正直なところ、みんなが行くから自分も行ってるって考えの人がほとんどではないでしょうか?
まあこれは当たり前ですよね、特に子どもの頃なんて自分に選択肢なんてありませんからね。
私が今回話をしたいのはまさにここです。
決められた選択肢の中で選択をし続けているうちに自分で考えて決めるという行動を取れなくなってしまい、言われたことしかできない人が量産されてしまってるのではと考えています。
今回はそんな話をしてみたいと思います。
多数派に流される
自分がこうしたい!って思って実際にそれを実行している人、少ないのではないでしょうか?
大人になるにつれて多くの人は無難な選択をする傾向にあると思います。
- 大学は行けりゃどこでもいいや
- 就職は知名度があるところから選ぶか
- やりたい仕事なんてないな、公務員でも目指すか
多くの人がこうではないでしょうか?
勉強が嫌いでも大学なら違う目的で行ってもいいかなと思いますが、就職も適当に決めるのは流石に良くないです。
大学を例にすると、私は若い頃からなぜ多くの人が大学に行くんだ?と疑問でした。
- キャンパスライフを楽しみたい
- プロ目指して本気で運動をやってる
- 男子校(女子校)だったから恋人が欲しい!
こんな理由で大学に行くならまだいいと私は思います。
問題はなんとなく進学する人です。
私の身近にいた人は全員これでした。
「普通科の高校を出たから大学に行くものだろ」という理解に苦しむ発言をしていましたね。
なぜこんなおかしな選択をするんだろう?
この答え、周りもそうしてるからじゃないでしょうか。
ではなぜそんなものに影響を受けてしまうのか?
そうする人の数が多いからではないでしょうか。
これは日本人の特徴なのかも知れませんが人と違うことをすると目立ってしまう、それは嫌だ、と考えるからこのような行動をとるのではないでしょうか。
与えられた選択肢の中に入る程自分で決められなくなる
社会の仕組みが人を支配する。
これはつまり、与えられた選択とその中から決めさせられる回数が多いということです。
- 子どもは学校に行きましょう
- 義務ではないけど最低でも高校までは行きましょう
- 高校では勉強か部活を頑張りましょう、高校生がバイトするのはあまりよくないです
- 高校を出たらできたら大学にも行きましょう
- 大学を出たら就職しましょう
- バイトや派遣は良くないです、正社員でどこかに勤めましょう
- 辛くても頑張って会社のために働きましょう
- あなたのことを雇ってくれているのです、会社第一に生きることを心掛けましょう
これがリアルな一般的な選択肢ではないでしょうか?
これが普通でしょ?何か変なの?
と思われている方、もう社会に毒されているかもしれません。
そもそもですが、普通ってよくないですからね?
普通って悪くいうと
- 個性がない
- 長所がない
- 記憶に残りづらい
ってことですからね?
悪い人ではないでしょうが特段魅力的な人にも見えないですよね。
与えられた選択肢に疑問を持たないで選び続けると人ってこうなります。
するとどうなるのか?
自己決定ができなくなるので幸福度が低くなります。
自己決定と幸福度は密接に関係あり
自分で物事を決められないという人、結構いるのではないでしょうか?
私はこれさえも社会による策略だと思っています。
自己決定は幸福度に大きな影響があるというのは心理学的にも証明されています。
しっかり説明すると長くなるので重要な部分だけ解説します。
人には3つの基本的な心理的欲求があり、これらが満たされることで幸福感が高まります。
- 自律性
- 有能感
- 関係性
この中でも自律性は自己決定に直結します。
自分で選んだ選択だと、自分でコントロールできる感覚が得られる点もメリットです。
これがあるとたとえ失敗をしたとしても自己責任と感じやすく、結果への満足度が高くなる傾向があります。
メリットを挙げると他にもありますが、物事を自分の意思で決定するということには満足感を感じ幸福度が高まります。
与えられた選択肢の中から選ぶことに慣れてしまったということがどれだけ大きな損失なのかわかりましたか?
大人の言うことを聞くように教育される
ではなんでこんなにも選択を与えられ続けるのか?
人を洗脳するためです。
こう言うと「いや、洗脳って・・・正しくは教育だ」と言う人がいますが、洗脳であってます。
小さい男の子ってだいたい戦隊モノのアニメ見ますよね?
- 仮面ライダー
- ウルトラマン
- アンパンマン
アンパンマンは戦隊モノじゃないですけど男の子だいたいこれ見ますよね。
この3つって共通点があるんです。
それは「長年放送されている」「正義が悪を倒す」という構図になってるんです。
なんで男の子向けのアニメってこれ系統のものを見させられ続けるんだ?と大人になって疑問に思いました。
私は思うに
悪いことをしたらダメだよ、ルールを守る人になるんだよ
というのを子どもたちに暗に伝えているのではと思っています。
力を悪いことに使ったらいけないよ、正義(警察)に痛い目にあうよ
と言えば正しいしいいことではあるのですが、私は小さいうちから正しいことを教えつつ大人の言うことをしっかり聞くようにしているのだと思います。
まあそれでも子どもの周りの環境次第でそのまま良い子に育つとは限りませんが、大多数はいい子になっていくのが日本人です。
そうなってくれるとありがたいと思うのが今の小狡い大人たちが実権を握っている現代社会です。
まだ自我も選択肢もないうちから人の言うことを聞くように育ててるわけですからこれは強力です。
とはいえ、大人になったら流石に気づくんですよね。
ですが20年とか長い期間おかしな習慣に染まって生きてきたので今さら変わるのもめんどくさくなるんです。
その結果、自分で物事を決める力が弱い人間が大量生産されてしまうのです。
そしてこの人たちはこの洗脳からいち早く解けた人たちにいいように使われてしまいます。
今の日本の社会を見れば一目瞭然ですよね、ルールなんて守ってないやつがいい思いして真面目に生きてきた人がツラい生活を強いられている。
これが間違いだと気づくのが遅いほど損しますので気をつけてください。
まとめ
では最後にまとめます。
- 与えられた中から選び続けていると自分で決められなくなる
- 大多数の人がそうだからそれがおかしいと気づかない
- 自分で決められないと幸福度が低くなる
- 自分で決めることによって自由度と満足感を感じる
- 幼少期から人の言うことをちゃんと聞くように洗脳されてしまう
- 真面目に生きていくと不真面目な奴にいいように使われてしまう
恐ろしい話ですよね。
教育という言葉を使った洗脳ですよこれ。
真面目に人の言うことを聞いて前に倣えと言われ生きてきた結果、いいように使われるためだったわけですからね。
とりあえずこの記事を読んでくれた方々、疑問に思っていることややりたくないことを強いられていたらNO!と言ってみましょう。
私はそれをやって人生だいぶ楽になりました。
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